対するCLEは、LeBronのアイソ、Dellavedovaのフローターを中心にスローペースに持ち込みながら、着実に得点を重ね3Qには20点のリードを奪います。
GSWはLeeを起点に4Qに追い上げを図ります。LeeはCurryとのPNR時に、スクリーンをスリップしますが、この時、CLEのCurry、Leeのそれぞれのマークマンとの間にスペースが生じ、ペイント・ゾーンへカットしたLeeに楽にパスが出せます。そこからアウトサイドに展開して3ptsを決めたり、Lee自らシュートしたり、CLEのディフェンスを苦しめていました。
そんな苦しんだCLEを救ったのは、 Dellavedovaでした。81-80とCLE 1点リードまで詰められた場面で、カウント1スローを獲得。このプレイでGSWに乗っていた勢いをCLEへ引き戻します。
その後、ファール・ゲームとなってCurryの3ptsが入り始めましたが、CLE はフリースローを確実に決め、またGSWにミスにも助けられた結果、CLEのホームにFINAL初勝利をもたらすことに成功しました。
- GSW 91 - 96 CLE (BoxScore)
雑記
- CLE のルーズ・ボールに対する執着心は田岡監督も大絶賛するだろうほどすごい。GSW よりも「勝つんだ」という強い意志が伝わってきます。逆にいうと、GSW のプレイからはそのような気持ちがあまり伝わってきません。 特にDellavedovaのルーズ・ボール、Tristan Thompsonのリバウンドに対する積極果敢な姿勢は素晴らしいと思います。ルーズ・ボールやリバウンドを制することで、自チームのオフェンス・ポゼッションを増やすことができ、相手のポゼッションを減らすこともできますし、かつ勢いに乗ることもできます。怪我人も少なく総合力で勝りそうなGSWが苦戦している理由は、このようなところにも現れていそうです。
- ルーズ・ボールの競り合いも多くフィジカルなゲームとなりましたが、GSW のファールは多過ぎ。Greenもファール・トラブルに陥り、わずか30minの出場となりました。Game#2でも調子の良かったKlay Thompsonが1Qで早々にファール・トラブルとなっています。Greenのファール・トラブルにより、LivingstonがLeBronとマッチ アップするという場面もありました。1勝2敗と負け越しましたし、今後はいかなる不安材料も取り払いたいので気をつけたいところです。
- Game#2では、ダメダメだと書きましたが、Game#3のIguodalaは良かったです。オフェンスで自身がオープンとなった場面では、積極的に3ptsやドライブをトライしていました。ディフェンスでも、LeBronに対して良くガードしていたと思います。
- 4QにてGSWの追い上げの起点となったPNR時のLeeのスリップについてですが、その後、CLE のディフェンスが混乱したのか、普通のPNRでもスクリーンに引っかかるようになり、スクリーナーのディフェンダーがCurryにスイッチせざるを得なくなっていました。スクリーナーのディフェンダーとの1対1であれば、Curryは上手くスピードのミスマッチをつき、3ptsや、ペネトレイトから得点を量産できていました。また、スイッチによって、スクリーナーであるLeeとCurryのマークマンとの間にサイズのミスマッチも生じ、Leeもこのミスマッチを上手くついていました。この流れがGame#4でも続くと面白いのですが、CLE もアジャストしてきそうですね。
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