2013/06/30

2013 Rookie : Rudy Gobert

前回のバークに続いて、今回はゴバートの動画を確認兼ご紹介します。




◇PROFILE
  • DOB : JUNE 26, 1992
  • POSITION : C
  • HEGHT : 7' 2''
  • WEIGHT : 238 pounds
  • WINGSPAN/REACH : 7' 8.5''/9' 7''
  • BODY FAT/BENCH PRESS : 4.4%/7 REPS
  • NO STEP VERT/MAX VERT : 26.0''/29.0''
  • LANE AGILITY : 12.85
  • 3/4 SPRINT : 3.57
  • NATIONALITY/TEAM : FRENCH/CHOLET

◇2012 - 13 SEASON STATS
  • MIN : 22.7
  • PRG/2P%/3P%/FT% : 8.4/73.6/NA/70.4
  • REB/BLK/TOs : 5.4/1.9/1.5

◇STRENGTHS
  •  PHYSICAL TOOLS
    とってもサイズが大きい。加えて機動力もあり、P&Rやトランジションではそのサイズを生かしながらフィニッシュまでもっていける。
  • DEFENSIVE IMPACT
    7' 8.5''のウィングスパンと9' 7''のリーチを生かしたブロックができる。22.7min のプレイ・タイムで1.9blk は素晴らしいの一言。そして、良いP/RディフェンダーでありP/Rのボール・ハンドラーに対してアグレッシブにヘッジを仕掛けます。そこでスティールを奪う場面も多い。
  • INTANGIBLES/HIGH UPSIDE
    ハード・ワーカーである。彼の父親もアメリカで活躍した選手だったようで、チームに溶け込み易い要因として挙げられる。タイプ的にはバリバリのタイソン・チャンドラー。彼のディフェンス・レベルに近づけるポテンシャルを秘めている。

◇WEAKNESS
  • LIMITED OFFENSIVELY
    はっきりいってオフェンス・スキルは乏しい。ローポストでは脅威とならないし、ミッドレンジからのシュートも撃てない。オフェンスで役に立つためにはフック・ショットを覚える必要がある。今のままでは相手チームにディフェンスをする必要すらないと判断される。また、TOが多い。インサイドで囲まれて苦し紛れのパスをよくスティールされる。そして、ぺリメーターでボールをもらっても何もできず、ここでも苦し紛れのパスを出す。
  • LOWER BODY STRENGTH/TOUGHNESS
    ポストでバック・ダウンできるフィジカルがない。フィジカルが弱いため、ポスト・ティフェンスで相手に簡単にリム近くまで押し込まれる。ボックス・アウトにも当たり負けしてしまうので、ディフェンス・リバウンドも競り負ける。リバウンドを取った時や、ローポストでボールを下げた時、リムにアタックする際に相手ディフェンダーとのコンタクトで競り負けた時、よくボールを取られる。当たり負けしないフィジカルが必要。

 ◇感想
未来のタイソン・チャンドラーになってほしいと期待しています。PF/Cポジションの多かった今年のドラフトの中でもサイズは大きい方なので、 とにかく魅力的です。
UTAにはフィジカルに強いフェイバーズやカンターがいるため、彼らと練習に取り組むことで、フィジカル面での強化は期待できるのではないでしょうか。まずは開幕までに、チームの信頼を得てローテーションに加えられることを目標にがんばってほしいです。

2013/06/28

2013 Rookie : Trey Burke (追記あり)

バークのアビリティを示す動画があるので、こちらで確認兼ご紹介します。
(そもそもNCAAはノーチェックなので、こういう動画があって本当に助かります。)


 

◇PROFILE
  • DOB : NOV. 12, 1992
  • POSITION : PG
  • HEIGHT : 6' 0''
  • WEIGHT : 185 pounds
  • WINGSPAN : 6' 5''
◇STRENGTH
  • SCORING ABILITY
    ペネトレイト、P&R、アウトサイド・シュートと様々な得点パターンを持っている。特にスピードに緩急をつけて相手ディフェンダーを抜き去るのが得意のようだ。また、3Pも大学時代は40%を超える確立で沈めており、3Pラインのかなり深い位置からでもシュートが撃てる。NBAの3Pの距離にも適応できそう。
  • PG SKILLS
    P&Rでは、インサイドにロールして切り込んでいくスクリーナーや、ウィークサイドからカットしてくるチームメイトに対して、ボールをキープし冷静にパスを出せる。ペネトレイトする時も点を取るだけでなく、フリーのビッグマンやアウトサイドのシューターを見つけてパスを出せる。トランジションでのパス・センスも素晴らしい(と思う素人の私)。
  • LENGH FOR SIZE
    身長はある方ではないが、手が長い。その長い手を生かしてパッシング・レーンに侵入しスティールを量産する。ブロックもできる。
 ◇WEAKNESSES
  • SIZE FOR AN NBA PG
    PGで 6' 0'' は決して高くないし、体重も185 pounds と恵まれた身体をしているわけではない。ディフェンスでは不利になるし、オフェンスでも苦労するでしょう。
  • FINISHING ABILITY
    様々な得点パターンがある割りにはフィニッシュ力は突出していない。インサイドに入ったはいいが、そのまま相手ビッグマンに潰されてTOとなることも多い。またフローターを狙いに行く場合、必ず右で撃つようだ。
  • SHOT SELECTION
    ハーフコート・オフェンスの68%以上がジャンパーを選択している。3Pも狙うがショット・クロックの早い段階で撃っている。このような悪い判断はPGとしてはマイナス・ポイント。スピードやクイックネスを生かしたペネトレイトをもっと選択した方がよい。
  • DEFENSIVE IMPACT
    自分より大きく、フィジカルなマッチアップ相手に力でペイント内に侵入されそう。P&Rディフェンスもイマイチで、ファイト・オーバーできずにいる間に相手に抜き去られる。これからフィジカルを付けていく必要がある。

◇感想
前回の記事で正統派PGと書きましたが、(あくまで)動画を見る限りではどっちかと言うとスコアリングPGに近い印象です。試合を見ないと判断できませんが、ゲームメイクができればGOOD。ペネトレイトができ、アウトサイドも割りと高確率で決めれるのはわかりましたが、それはモーにも可能でした。サイズがないため、それを補うスキルを身に付けていかないと、NBAのスターター・クラスのPGと競うのは厳しいでしょう。(どのルーキーも同じか)
今オフではアルやミルサップがFAとなり、チームに残るかどうか現時点では判らないため、UTAとしてはバークにフランチャイズ・プレーヤーとしての期待をしていると思います。才能はあるので、期待はできます。
 2013 - 2014 シーズン開幕が今日から楽しみです。

(2013/06/30 追記 )
Louisville vs Michigan 2013 NCAA Basketball Championship の動画がありました。勿論、バークが出場しています。
また、こちらではティンズリーがバークのメンターとして来シーズンもUTAに残りたいと言っているようです。とっても頼もしいですし、是非ともお願いしたいですね。モーの去就についても(メインはこっち)書かれていますが、彼が今後どうするかはわかりません。が、個人的には6thマンとして残っていただきたいです。

NBA Draft 2013

アンソニー・ベネットが#1 pick という波乱から始まったNBA Draft 2013。
昨シーズンPlayoffに出られなかった再建中のUTAが指名したのはこちらの三人
(ドラフト指名一覧はこちらを参照ください。)

◇Utah Jazz Pick : NBA Draft 2013
  • 1st Round - #9 pick Trey Burke (Michigan) : PG
  • 1st Round - #27 pick Rudy Gobert (France) : C
  • 2nd Round - #47 pick  Raul Neto (Brazil) : PG

 <- スターン氏(左) & Trey Burke(右)
 <- スターン氏(左) & Rudy Gobert(右)



<- 恐らくATLのGM?(左) & Raul Neto(右)









なんと三人ともトレードで獲得しました。
  • UTA <- 1st Round #9 pick
    MIN <- 1st Round #14 pick / 1st Round #21 pick
  • UTA <- 1st Round #27 pick
    DEN <- 2nd Round #46 pick + Cash
  • UTA <- 2nd Round #47 pick
    ATL <- (2015) 2nd Round pick from BKN
 一番欲しかったPGのポジションに、当ドラフトNo.1 PGのバークの獲得。とっても嬉しい。
デロンが抜けて以来の正統派PGの獲得に、UTAファンはかなり期待しているようです。
また、カンターの控えとしてフランス人Cのゴバートも獲得。7-2 と高さが魅力です。
ゴバートの獲得で元々保持していた2巡目指名権をトレードでDENに放出し、もう当ドラフトはこれで終わりかと思われましたが、GMのDennis Lindsey氏は更に動いたようです。
なんと2015年の2巡目指名権と引き換えに、ATLが2巡目で指名したブラジル人PGのRaul Neto(読めない・・・)を獲得。バークの控えになると思います。どういう選手なのでしょうかね。
当ドラフトの結果、2013オフにFAとなる選手を何人か手放すことになるでしょう。特にPGはFAのモー、ワトソン、ティンズリーを含めると計5人。確実に2人はチームを離れることになると思います。

バークのインタビュー動画がYoutubeにUPされています。(ジャレン・ローズがも年取ったのね。。)
※ゴバートとNetoのインタビューは(そんなに真面目に探していないのか)なかったようです。